状況を写すポイント 4
何のことはない、"犯人"は湯に漬けられて後は浴室に置かれたままになっていた前夜の柚子であって、私にとってはいやな臭い、妻にとってはいい香りを放っていたのでした。
国立国語研究所の中でかつて話題になった実話に、こんなのがありました。
ある一人の女性を指して、Aくんは「目がぱっちりしていて、スリムだ」と言い、Bくんは「目がぎょろっとしていて、電信柱みたいだ」と言ったというのです。
男性なら誰でも、Aくんから聞いたかBくんから聞いたかで、彼女に対する対応は一変するに違いありません。
同じ事実を、このように異った、反対とでも言えるような感覚で捉えるのに、誰でもが、自分で感じたもの、心に留めたことは、言わないと気が済まないようです。
・・・このような場合には、そういう感じを持ったその場面の情景を、ありありと描くことです。
それを見た人が、なるべく同じような感じを持つように、です。
つまり、感じてしまった結果ではなく、その状況や情景を提供して、そこから感じ取らすということです。