自らがつくり出せない酵素を得る
細胞は、自分に必要なほとんどすべての化学反応を実施する、多種多様な酵素をつくり出すことができます。
とはいえ、全状況に対応できるようなあらゆる酵素をつくることは不可能です。
化学工業は、さまざまな化学物質を製造していますが、なかには、毒性がきわめて強く、しかも細胞が分解できない物質があります。
人間は、ダイオキシンという化学物質を無害な化合物に変えることはできません(無毒化できるのであれば、きわめて有用な物質になっているでしょう)。
なぜならば、その役目を担う適当な酵素が体内に存在しないからです。
同様に、私たち人間は、ビタミンB12という化合物を生産する化学反応を触媒する酵素も自家生産できません。
ですから、ダイオキシンは決して摂取してはなりませんが、それとは逆に、ビタミン矧を含む食物は摂る必要があります。
私たちは一種類の食物を摂りすぎたり、逆に他の食物が不足していたりすると病気になります。