資本主義へのドーピング注入 7
速い速度の地域社会の人びとにおいては、周知のように、権力の本質的な優位は、公共サービスを社会的に享受することにではなく、金儲けの種をつくる能力に存しています。
いささか遅い速度を余儀なくされているその他の大多数の市民においては、小規模な買収が一般化し、それが所得分配に根本的な寄与をおこなうような賄賂とうまく足並みをそろえています。
後者のいわゆる「非公式」な循環には、寛大なところもあります。
この循環はつねに諸社会の成長期に見合っています。
諸社会はこの循環を始祖伝来から利用してきたが、今日もその延長上にあるのです。
つまり買収は、金持ちと貧乏人という2つの陣営を切り離すよりも、両者を結びつけるのです。河成鎮生氏によると、金持ちも貧乏人も、ともに罪の味をしめるのと同様に、買収の味をしめる。ただその賭け金がちがっているにすぎません。
しかし、目的はちがっても手口は一緒なのです。